顧客との「関係設計」を見直して広告をなくすには

営業活動に高い費用をかけているのに、
紹介や口コミの件数が思わしくない。
そんな悩みを抱えていないでしょうか。

実は、この問題は広告の質や量ではなく、
顧客との関係をどう設計するかという
視点の欠如にあるかもしれません。

手遅れになる前に、その構造を理解することが重要です。

紹介や口コミが発生しない理由を、
多くの経営者は「商品力の問題」や
「広告不足」と考えがちです。

しかし実際には、
顧客があなたの存在を心の中で忘れてしまっている
というシンプルな構造に気づいていないことがほとんどです。

サービスを提供した直後は満足していても、
時間が経つにつれ、その記憶は薄れていきます。

紹介や口コミは、
顧客があなたを「思い出す」タイミングの中でしか生まれないのです。

契約が終わった瞬間、
多くの企業は顧客との関係を切ってしまいます。

その後、新しい顧客の獲得に必死になり、
特にリピート商品でない場合、
既存顧客との接点を失ってしまうのです。

これは経営上、最も機会を逃しやすい状態です。

顧客があなたを心理的に
「身近な存在」として認識し続けない限り、
紹介という行動へは至りません。

あなたの価値や人柄は、
継続した接触を通じてのみ、
顧客の信頼資産として蓄積されるのです。

あなたが提供したサービスや製品の品質は、
その瞬間には顧客の満足度を生みます。

しかし、その満足が時間とともに
「紹介したい」という心理に変わるには、
別の工程が必要です。

それが信頼資産の構築です。

顧客が「この人なら他の誰かに勧めても大丈夫」
と心の底から思える状態まで、
関係を深める必要があります。

これは短期的な取引ではなく、
長期的な心理設計を伴った工程です。

その設計を持たずに紹介を期待することは、
無理難題を要求しているのと同じなのです。

紹介や口コミは、偶然ではなく、
あなたが意図的に設計した仕組みの中でしか発生しません

定期的に顧客と接触する理由を持つことです。

それは業務上の必要性だけでなく、
顧客の心理的なニーズに応えるものであることが理想的です。

接触の頻度、方法、内容――これらすべてが、
顧客があなたを思い出し、信頼を深め、
最終的に「誰かに勧めたい」という心理へと導く設計の一部になります。

紹介や口コミの力がどれほど大きいかを知るために、
実際に成功している事例を見てみましょう。

業種を問わず、
信頼資産を活用する企業には共通する工夫があります。

ある工務店の社長は、
営業人員3名という小規模体制で、
ほぼ100%紹介のみで年商15億円を達成していました。

チラシも派手な広告も出しません。

施工実績も、完成見学会も、
地域密着の小規模なものだけです。

その代わり、毎月定期的に施主宅を訪問し、
近況を聞き、ちょっとした相談に応じていました。

Before:集客活動に多くの時間と費用をかけていた状態
After:定期訪問による継続的な信頼構築の仕組みを導入

具体的な変化:営業3名で年間93件の顧客を維持し、ほぼすべてが紹介で自動発生
結果:広告費を削減しながら売上が安定、営業効率が大幅に改善

労務相談を提供していた社労士は、
契約後の顧客接触が月1回程度に過ぎませんでした。

しかし、既存顧客向けの定期的なセミナーや、
季節ごとの法改正情報配信を開始したところ、
顧客からの紹介依頼が急増しました。

Before:月2~3件の問い合わせで、新規営業に頼っていた状態
After:既存顧客との接触頻度を高め、信頼資産を意図的に構築

具体的な変化:顧客が社労士を「心理的に身近な専門家」と認識し始め、自分の知人に勧めやすくなった
結果:月5~8件の紹介案件が定着、新規営業コストが50%以下に低下

コンサルティングサービスを提供している個人事業主は、
プロジェクト完了後の顧客フォローが不十分でした。
「仕事は終わった」という感覚が強かったのです。

ところが、3か月後、半年後、1年後という
定期的なタイミングで成果確認や
軌道修正の相談会を開始したことで、
顧客は「この人は本当に自分の成功を考えてくれている」と認識するようになりました。

Before:単発の案件型で月5~8件の問い合わせ、成約率は30%程度
After:顧客との継続的な関係を事業設計に組み込んだ

具体的な変化:顧客が信頼を深め、「自分たちの課題解決に適した企業」として知人に紹介する心理が形成された
結果:月10~15件の問い合わせのうち、40~45%が紹介案件に。生涯顧客単価が大幅向上

紹介や口コミが少ないのは、
商品の問題ではなく、
顧客との関係をどう設計するかという視点の欠如にあります。

施工後や納品後も、継続して顧客と接触し、
信頼を深め、心理的に「身近な存在」でいることが、
紹介という行動を自動発生させるのです。

既存顧客という資産を最大限に活用する時代は、
もう始まっています。

手遅れになる前に、
あなたの関係設計を見直してみませんか。

これらの事例に共通しているのは、
紹介や口コミを待つのではなく、
顧客との関係を継続する理由と方法を事前に設計していたという点です。

業種や商品の違いに関わらず、
顧客が「あなたのことを忘れない状態」を意図的につくることが、
信頼資産の蓄積につながります。

具体的な施策については、
貴社の事業特性や顧客属性に合わせて、
「独自の心理設計フレーム」を適用したカスタマイズが必要です。

無料相談は、
貴社がどのポイントで顧客との関係を失い、
どの段階で信頼資産を活用できていないのか、
ボトルネックや問題点を一緒に見つけることから始めます。

その上で、具体的な長期施策については、
コンサルティングでサポートいたします。

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【編集後記】

営業人員3名という小規模体制で、
年商15億円を達成していた事例を知った時は、
驚きを通りこして声も出ませんでした。


営業社員も訪問が主な活動ですから
やり手の営業パーソンを雇うこともなく、
内部利益も、相当なものでした。

社長は、
その利益分を社員に分配したり、
関連事業立ち上げに使ったりしていました。

なので、
社内の雰囲気が穏やかで離職率も低く、
ますます利益が残り、
現在の材料費の高騰でも、
ビクともしていないようです。

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成果保証型V字回復メソッド開発者
マインドック 代表 鈴木栄美子

大手企業から個人起業家までの集客をコンサルティングし
9割のクライアントを増益させたメソッドの開発者

2001年独立。クライアント延べ3万人以上
フジTV/日本TVその他メディア出演多数

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