特別優れているとは思えない
同業者が次々と案件を獲得している。
なのに、真面目に仕事をこなし、
技術を磨き、お客様に誠実に向き合っている
私の案件獲得件数は増えない。
こんな悩みは、真面目な経営者ほど
苦々しく感じていると思います。
このような現象には、多くの専門家が
気づいていない致命的な落とし穴があります。
発信がバラバラでお客様を混乱させている
問題の根本は、あなたの発信内容が
「点」になってしまっていることです。
ホームページ、SNS、営業トーク、
提案書、アフターフォロー。
それぞれで違うキャラクターを演じていませんか。
お客様は複数の接点であなたの情報に触れますが、
一貫性のない発信は不信感と混乱を生み出します。
真面目で誠実な事業者ほど、
場面ごとに「適切に対応しよう」として、
結果的にブレてしまうのです。
1つ目:媒体ごとの人格の使い分け問題
多くの事業者が無意識にやってしまうのが、
媒体ごとに違う「顔」を見せることです。
ホームページでは堅実さをアピールし、
SNSではフレンドリーに振る舞い、
営業では謙虚な姿勢を見せる。
一見すると適切な使い分けに思えますが、
お客様から見ると
「この人の本当の姿がわからない」
という不安を与えてしまいます。
お客様は怪しいと感じると離れていきます。
この一貫性の欠如は致命的です。
2つ目:メッセージの軸がブレる現象
「技術力」をアピールしたり
「価格の安さ」を強調したり
「アフターサービス」を前面に出したり。
その時々で違う強みを打ち出していませんか。
お客様があなたの情報に触れるタイミングは様々です。
初回接触でコストメリットの話を聞き、
2回目に技術力の話を聞くと、
「結局この人は何が得意なの?」という
疑問を持たれてしまいます。
このような混乱は、せっかくの見込み客を
失う原因になってしまうのです。
3つ目:段階に応じた情報提供の設計不足
お客様の購買プロセスには段階があります。
認知、興味、比較検討、決定、継続利用。
それぞれの段階で必要な情報は異なるのに、
いつも同じ内容を伝えていませんか。
初回接触で詳細な技術説明をしたり、
比較検討段階でざっくりとした概要しか
伝えなかったりすると、お客様の心理と
ミスマッチを起こします。
段階に応じた適切な情報提供ができていないため、
途中で離脱されてしまうのです。
一貫性のある発信設計で変わった事業者たち
理論だけでは納得できないかもしれません。
実際に発信の一貫性を見直すことで
劇的な変化を遂げた専門家の事例を
ご紹介しましょう。
どの事例も、技術力や商品内容は一切変えずに、
発信の「一貫性」を整えただけで成果を出しています。
お客様の混乱を取り除き、安心して
選んでもらえる環境を作ることで、
価格競争からも脱却できるのです。
事例1:バラバラだった発信を統一した設計事務所
ある建築設計事務所では、
ホームページはデザイン性重視、
SNSは日常の様子中心、
営業では価格競争力をアピール
という状況でした。
お客様からは
「何を大切にしている事務所なのかわからない」
という声が多く聞かれていました。
Before:媒体ごとに異なるメッセージで月2〜3件の問い合わせ
After:「暮らしを豊かにする設計」で全ての発信を統一
具体的な変化:すべての媒体で一貫したメッセージと
価値観を表現し、段階的な情報提供プロセスを確立
結果:4ヶ月で問い合わせが月8件に増加、
成約率も38%→72%に向上
事例2:サービス利用順序を明確化した税理士事務所
税務、経営コンサル、補助金申請支援など、
様々なサービスを場面ごとにアピールしていた
税理士事務所がありました。
多角的にやっているつもりでしたが、
お客様には「いつ、どのサービスを
利用すればいいのかわからない」という
混乱を与えていました。
Before:複数サービスを個別アピールして顧客が混乱、継続率が低迷
After:お客様の成長段階に応じた利用順序を明確化した発信に統一
具体的な変化:創業期・成長期・拡大期に分けて
必要なサービスタイミングを分かりやすく提示し、
段階的な関係構築を設計
結果:6ヶ月で平均顧客単価が1.6倍、
継続契約率も47%→81%に改善
事例3:発信媒体の統一感を改善した外壁塗装業者
高い技術力を持つ外壁塗装業者でしたが、
ホームページでは「低価格」、
チラシでは「高品質」、
営業では「地域密着」
と接点ごとに違うアピールをしていました。
お客様からは「結局何を重視している会社なの?」
という声が多く聞かれていました。
Before:媒体ごとに異なるメッセージで信頼度が低く、紹介が少ない状況
After:「長持ちする塗装で家族の安心を守る」で全媒体のメッセージを統一
具体的な変化:すべての媒体で一貫した
メッセージと価値観を表現し、
お客様が迷わない明確なポジショニングを確立
結果:5ヶ月で紹介案件が月1件→月6件に増加、
成約率も35%→58%に向上
まとめ
真面目な事業者が集客に苦戦する理由は、
発信の一貫性不足がお客様の混乱と
不信を生み出しているからです。
媒体ごとのメッセージ統一、
軸のブレない価値提供、
段階に応じた適切な情報提供。
これらすべてが統一されて初めて、
お客様は安心してあなたを選べるようになります。
技術力があるのに選ばれないのは、
決してあなたのサービスに問題があるから
ではありません。
発信の一貫性を整えるだけで、
同じ技術力でも全く違った結果を得ることができます。
ただし、最適な発信設計は業種や
事業規模によって異なります。
自分では一貫性があるつもりでも実際は
「ない」ケースも多く、客観的な診断が重要です。
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【編集後記】
お客様の心に疑心暗鬼を持たせてはいけません。
一貫性が崩れると、お客様の頭の中に
クエスチョンマークが点滅します。
お客様はクエスチョンマークが解決しないと、
情報収集も決断も行いません。
つまり、購入や契約をしません。
このような状況を避けるためにも
一貫性を保った発信を心がけてくださいね。
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マインドック 代表 鈴木栄美子
大手企業から個人起業家までの集客をコンサルティングし
9割のクライアントを増益させたメソッドの開発者
2001年独立。クライアント延べ3万人以上
フジTV/日本TVその他メディア出演多数
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